※イルス視点のお話です。
念願の船が手に入ると言うことが決まり、
僕達は意気揚々とアッサラームへ戻ってきました。
リュウさん達が「アッサラームが一番落ち着く」といったのがきっかけでした。
僕はこれからの3日間をどうするかリュウさんに相談しに行きました。
「リュウさん、3日間どう過ごしましょうか?」
「イルスはどうしたい?何かやりたい事とか有るならそっちをやっても良いと思うが?」
僕はリュウさんに質問したのに、質問で返されちゃって・・・少し困りました。
最近のリュウさんはこういう傾向が強くなってきてういるような気がします。
でも僕が意見を言うとリュウさんは「俺は賛成だぞ」といってくれるので助かってます。
横にはメイフィもいるんだけど・・・メイフィも思案顔。
だから僕なりの意見を言ってみる事にしました。
「修行ばっかりだったので・・・休暇を取りませんか?」
「イルスはどうしてそう思ったんだ?」
「思いっきり・・・とまではいきませんがたまには羽を伸ばしても良いと思うのですが」
「ん・・・いいんじゃないか?俺は賛成だ。
ちゃんと休息をとる事も修行の一環だと思えば・・・な。
じゃあ俺はその旨を皆に伝えに言ってくるから」
僕は「お願いします」とリュウさんに伝えると、
リュウさんは振り返ることなく、手を上げて答えてくれました。
僕がリュウさんを見送っていると肩を「ツンツン」と叩かれ振り返るとメイフィがいた。
いたのはわかってたけど改まってなんだろう?
「明日から休暇なのよね?」
「そう決まったけど・・・メイフィ聞いてたんじゃ無いの?」
「聞いてたけど、確認よ」
メイフィは何を怒っているんだろう?
僕にはわからないや・・・でも何か言いたげだからちょっと待ってみる。
するとメイフィは何か言い難そうな顔でもじもじしながら、
「じゃあ明日・・・朝一から出かけたいんだけど・・・付き合って」
「うん良いよ」
僕は別段メイフィの誘いを断る理由もなかったし、
どこかに行かなかったら結局アッサラーム周辺で剣の修行をしていたかも知れ無いけど、
せっかくの休暇だしどこかに出かけたいと思っていたし。
するとメイフィは赤面しうつむいてもう一回、
「本当に?・・・どこでも付き合ってくれる?」
「メイフィの行きたいところなら一緒に行ってあげるよ」
そうしたらメイフィの顔が満面の笑みになって・・・。
なんかコロコロと表情がかわって面白いかも。
明日はメイフィと一緒だし、退屈しないですみそうかな?
あ、でも朝一って事は早いのかな?だったら今日は早めに寝ようかな?
僕はメイフィがとても軽快な足取りで去っていったのを見送った後そう考えていたんだ。
目覚めたら朝だった・・・当然だよね。
でもさっきまで夜だったのに、珍しく寝つきが良いと思ったけど、
早起きできたのかな?僕は部屋を見渡すとサムさんとルドラさんはまだ寝ていました。
リュウさんは当然ながらいませんでした・・・リュウさんってやっぱり早いなぁ。
僕は手早く着替えると朝食をとるために階下に降りました・・・すると、
「イルスが早いなんて珍しい!!」
「本当ね」
「最近寝坊がなくなったと思ったら今度は早起きか?」
「少年の行いので雨が降らなきゃ良いんだけどねぇ〜」
上から順番にリュアさん・セシアさん・リュウさん・ジュエさんの順番です。
確かに僕は朝弱いのは皆知っている事だけど。
僕が早起きしただけでそんなに驚くことなのかな・・・なんか悔しいかも。
メイフィも勿論起きていて、ご飯食べ始めているし。
「僕も朝ごはん」
僕は朝ごはんを宿屋の人から貰うと食べ始めた。
メイフィのほうを見ると、僕のほうはほとんど見ないで黙々と食べてるし。
いつものメイフィは朝から元気一杯だと思ったんだけど・・・気分でも悪いのかな?
だったらお出かけも中止にしないといけないのかな?
でも中止って言ったら文句言われるのが目に見えてるし・・・メイフィから言い出すのを待とうかな?
「イルスは今日はどうするんですか?」
「僕はメイフィとお出かけです」
僕が元気よくセシアさんの質問に答えると、
メイフィの肩がビクン!!ってはねたんだよね・・・なんなんだろう?
顔が真っ赤になって、食べるスピードも速くなったし、慌てて食べない方が良いと思うよ・・・僕は。
そんな事を思っているとリュアさんとリュウさんが、
「イルス〜遅くまでメイフィ連れ回しちゃダメよ」
「あんまり遠くまで行くなよ」
なんて言ってますけど・・・僕は行き先は知らないんですよ。
でも僕とメイフィじゃせいぜいダーマくらいまでしかルーラでいけないから、
一番遠くてもアリアハンだしね、でもメイフィがわざわざ行きたがるとも思えないし。
僕は「わかりました、気をつけます」とリュウさんとリュアさんに伝えました。
んで・・・メイフィはずっと真っ赤のまま黙々と食べ続けていました・・・本当に大丈夫かな?
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朝食も終わって、
僕は宿屋の前で少し伸びをしていると、
なぜか旅の格好をしたメイフィが出てきたよ。
まぁ僕も鋼鉄の剣を腰に持っているから人の事いえないけどね。
「メイフィそれでどこに行くの?」
「うん・・・ダーマへ」
「じゃあ行こうよ」
そういったらメイフィは僕の手を握ってきた。
何かな?と思ったらルーラの詠唱が終わって僕達は光に包まれた。
そういえば手を繋いだりするのも久しぶりかな?
そして先日行ったばかりのダーマへ到着・・・相変わらず大きいところだよねここは。
「これからどうするの?」
「うん、今日は静かに読書をしたいかな?って」
「えぇ?読書?」
僕は別に本を読む事は嫌いじゃないんだけど、
今日はとても良い天気なんだから、何も建物の中に篭りっきりになる事も無いのに。
と、思ったから僕は、
「外で何かしようよ〜」
「イルスは昨日「どこにでも付き合ってくれる」って言ったわよね!!」
うわぁ語尾の強調とは裏腹にメイフィ満面の笑みだよ・・・ちょっと怖いよ。
確かにそうは言ったけど・・・ダーマで読書だなんて聞いてないし。
あ、多分正直に言ったら断られると思って言わなかったのかな?
まぁいっか・・・ダーマって色々施設もあるから、飽きたらそっちも見ようかな?
と言う事でメイフィと一緒にダーマの図書館に行ったんだ。
〜1時間経過〜
ダーマって色々な本があるから好きな人はずっといても苦にならないと思う。
でも僕はそろそろ限界かも・・・静か過ぎるし。
それに僕が読んで理解できそうな本ってありそうで、なかなか見つからないんだよね。
なので僕はもくもくと読書中のメイフィに、
「僕鍛錬道場の方へ行って来るよ」
そうメイフィに告げ立ちかけると、
メイフィは僕の服をがっちりと掴んだ。
僕は反動で転びそうになったけど何とか堪えてたらメイフィが
「ダメ!!」
「なんで?」
「だってダーマ広いし、人もたくさんいるからはぐれた時探すのが大変だから」
メイフィって結構色々考えてるんだなぁ。
確かにその通かも、ちゃんとした待ち合わせをしないと、
人一人見つけるのは結構困難かも知れ無い。
僕はひたすら感心してメイフィのほうを見ると、
メイフィは僕の服を掴んだまま赤面してうつむいてブツブツ言ってるし・・・聞こえないよ。
「な、なんでもないわよ。
とにかく・・・今はずっと私と読書!!それ以外は却下!!」
声自体は大きくないけど、
そんなに力いっぱい言わなくても・・・ちゃんと従うからさ。
メイフィはやっと掴んでた服を離して読書に戻っちゃった。
僕・・・これからどうしよう。
〜さらに1時間経過〜
なんか眠いなぁ。
確かに僕は読書は嫌いじゃないけど・・・最近は剣の特訓ばかりで本なんか読んでなかったんだよね。
その半面メイフィは魔道書をよく読んでいる姿を見るから、それの延長だと思うけど・・・。
う〜ん・・・リュウさんやルドラさんの特訓も優しくないからなぁ・・・。
ああ・・・目を開けてるのが・・・辛くなって・・・来たよぉ・・・。
ちょっと位・・・目を閉じていれば・・・楽になるかも・・・。
「zzz〜♪」
「イルス?」
「zzz〜♪」
「しょうがないか・・・ごめんね、イルス」
メイフィが何か言ってたような気がしたけど、
その時の僕の思考はもう沈んじゃってて・・・。
メイフィ・・・ごめん。
〜?時間経過〜
ん・・・あれ?
僕いつの間にか本当に寝ちゃったんだ。
おなかすいたかも・・・「クゥ〜」って鳴ってるし。
そういえばこれメイフィのマントだよね、かけてくれたんだ。
「イルス起きたの?」
「メイフィ・・・どのくらい寝てたの?」
「う〜ん・・・3時間くらい?イルスおなか空かない?」
「おなかは空いてるけど、起こしてくれてもよかったのに」
「ぐっすりと気持ちよさそうに寝てたから、起こすの悪いと思って」
って事はずっと寝顔見られてたって事なのかな?
僕は男だからそんなに恥ずかしいとは思わないけど、
なんかちょっと悔しいかも・・・理由はわからないけど。
でも眠いのは仕方がないよね・・・疲れてたんだし。
「カザーブに行かない?」
「うん、良いよ」
メイフィはいつの間にか本を片付け、
僕の体にかけてあったマントを翻してかけている。
僕も大きく伸びをして、立ち上がって体をほぐす。
それでメイフィと一緒に外に出てカザーブへルーラで飛んだんだ。
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カザーブでご飯を食べたあとは、
ノアニールの武器屋さんに行ったんだ。
ここの武器屋のご主人って、凄く対応が丁寧だし言葉遣いも綺麗だし。
現に「いらっしゃいませ・・・ようこそいらっしゃいました」って出迎えられるし。
ここの武器屋では色々お世話になったから、武器屋のご主人も僕達の事はよく覚えててくれたらしいです。
「ご主人さん・・・メイフィが使えるようなお勧めの武器って何かありませんか?」
「イルス?」
「お嬢様が・・・ですか」
武器屋のご主人はメイフィをちょっと見ると黙っちゃった。
メイフィも僕と武器屋のご主人を交互に見てるし。
なんか小動物の動きで可愛いかも・・・って思ってたら、
「お嬢様の場合なら・・・毒針などはいかがでしょうか?
モンスターの急所をつけばどんな非力な人でも一撃です」
「そ、そんな武器があるんですか?」
わ、メイフィそんなに乗り出して、ご主人さん驚いてるよ。
メイフィはいつも「私に合う武器がない」って嘆いていたけど、
やっぱり少しでも可能性があるのに飛びつきたいのかな?
でもちょっと待ってよ?
「急所・・・ってなんですか?」
「おや?ご存知ありませんか?人間にだってございますよ。
人体の特定の場所を突かれたら場所によっては即死しますし」
メイフィは急所の事知らないんだね。
僕はリュウさんから話を聞いた事があって一応知ってたけど。
でも僕が聞きたいのはそこじゃなくて、
「その急所を突くためには相当接近しないとダメですよね?」
「そうですね・・・実際にモンスターの体を突く訳ですから」
あ、メイフィが首を振ってる。
口に出して言ってないけど・・・あれは「無理無理」って顔だよ。
落ち込んじゃったし・・・メイフィには魔法があるんだから、
接近戦は僕に任せてよ・・・って言えるようにもっと頑張らないとね。
この後僕達は武器屋のご主人に武器の色んな話を聞いて、お礼を言ってダーマへ戻ったんだ。
ダーマへ戻ったらメイフィが僕に「これからどうするの?」って聞いてきたから、
「このあたりでちょっと戦ってみない?リュウさんがくれる情報は無いけど」
「止めようよ・・・危険だし」
「でももし今後僕とメイフィが二人っきりで旅をしなくちゃいけなくなった時、
そんな事言ってられなくなると思うけど・・・だからその予行練習だと思って・・・1戦だけ・・・ね」
「イルスがそういうなら・・・やって見ようかな?」
メイフィの承諾も得られたし、
僕は鋼鉄の剣を抜いて身構えながら歩く。
メイフィも杖を握る手に力が篭ってるよ。
ダーマから少しはなれたところで、水色の大ザルと紫色の大アリクイそれから黄色い色した変なモンスターが出たよ。
「メイフィは離れて援護お願い・・・周囲にもちゃんと気を配ってね」
「わかったわ!!」
僕はいつもリュウさんが出している感じで指示を出してみた。
といっても僕とメイフィしかいないから、メイフィの動きをチェックしてれば良いし。
メイフィはイオの魔法で敵と戦っていた・・・僕も負けないぞ!!
でもだんだん僕にも余裕がなくなってきた。
水色の大ザルは事あるごとに仲間を呼ぶ上に、力があるし。
紫色の大アリクイはあんな小さな体で力が強いし、黄色のモンスターは変な呪文ばっかり使ってくるし。
メイフィのほうも呪文に効果が見られないことで焦りが出てきてる。
「マヌーサ!!」
「しまった!!メイフィ〜!!」
僕は幻に包まれちゃった。
さっきまで2〜3体しかいなかったモンスターの数が急激に増えて、
どれが本物か全くわからないし・・・でも僕は呪文が使えないから闇雲にでも攻撃しないと。
動いてないと的になっちゃうし・・・そんな時メイフィの声が!!
「イルス伏せて!!」
「わかった」
「私の魔力じゃまだ力不足かも知れ無いけど・・・お願い効いて・・・イオラ!!」
突然伏せている僕の頭上で大爆発。
イオの数倍はあろうかと言う爆発が起こってる。
メイフィ凄いよ・・・いつの間にそんな魔法が。
なんて感心してたら幻が晴れてきて・・・辺りにはモンスターの残骸が。
助かった〜もうちょっと長引いてたら僕もダメだったかも知れ無いや・・・疲れちゃった。
って思ってメイフィのほうを見たら、
「メイフィ!!」
メイフィは倒れていたんだ。
僕は疲れた体を引きずってメイフィのほうへ行ったよ。
僕はメイフィを抱き上げてみた・・・よかった呼吸はしているから生きてるんだ。
とにかく帰ろう・・・こんなところにこんな状態じゃモンスターに見つかったら次こそ危ないよ。
僕はメイフィを背負うとキメラの翼を投げた・・・メイフィって意外と軽いんだな。
なんて思ったのはアッサラームについて、僕の意識も飛びそうになった時だった。
・
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・
なんかふわふわしたところにいる。
きっと天国なのかな?って事は僕死んじゃったの?
そんな〜僕まだ旅の途中だよ〜こんな所で死んでられないよ〜。
って思って目を開けようと努力したらすんなり開いて、
「あ、あれれ?」
「お?リュウ!イルスが起きたぞ」
「起きたか」
「リュウさん・・・ルドラさん」
「コホン・・・一体何があったんですか?」
僕が目を覚ましたのはアッサラームの宿屋の男部屋だった。
リュウさんとルドラさん・・・それからサムさんもいる。
リュウさんとルドラさんは穏やかな表情だけど、サムさんの顔が怖いや・・・怒ってるのかな?
「メイフィと二人で・・・ダーマ周辺のモンスターと戦ってて・・・メイフィは?」
「まだ眠っています、リュアに運ばせてジュエさんとセシアさんで見ています。
それにしてもイルス・・・無茶しすぎですよ・・・今回は少しの怪我ですんでいますが、
もしもの事があったらどうするんですか?貴方の旅はこんな所で終わる旅ではないでしょう」
「はい」
サムさんやっぱり怒ってるよ。
でもサムさんは非戦闘時はお医者さんなんだから、仲間の体調管理とかは凄く厳しいんだよね。
仲間として・・・と言う以上にお医者さんとして怒っているんだと思う・・・本当にごめんなさい。
ルドラさんが「まぁまぁ無事だったしよかったじゃないの」って言ってるけど、
サムさんはちょっと憮然とした表情で出て行こうとして、
「イルス・・・傷の手当ては終わっています。
動いても構いませんが、戦闘は控えて下さいね」
僕は出て行ってもういないサムさんに心の中でお礼を言いました。
ルドラさんも「たいした怪我じゃなくてよかったな」といってくれています。
そして僕はちょっと起き上がってみると、本当に体はどこも痛いところはなく普通に起き上がれました。
「イルス・・・ちょっと良いか?」
リュウさんが僕を呼びました。
リュウさんもやっぱり怒っているのかな?
僕はリュウさんの後に続いて外に出て・・・リュウさんが立ち止まったのを見計らって、
「リュウさんご迷惑をおかけました」
僕はリュウさんに謝罪をしました。
先に謝っちゃえば怒る方も少しは穏やかになるって・・・、
じいちゃんがよく僕が母さんに叱られた後にそんな事言ってたっけ?
恐る恐る顔を上げるとリュウさんは、
「いや・・・別に謝るほどの事じゃないから。
まぁ確かに無茶をしたのは良くはないが・・・なんでこんな事になったんだ?」
「はい実は・・・」
僕はリュウさんに事の顛末を話したんだ。
もしもメイフィと二人っきりになった時の事を想定して戦ってみたかった。
未知の敵との戦闘をする事で自分に何が足りないかを見出したい・・・など。
話を聞いているときのリュウさんの表情は凄く穏やかだよ。
むしろ全く怒っていないように見えるし。
僕は話し終えてリュウさんの言葉を待っていると、
「そうか・・・俺はイルスのその心意気は褒めてやりたいと思う」
「リュウさん?」
「今回の行動は自ら進んで学ぼうとした行動なんだろ?」
「はい」
「だったら今回の経験は必ず活きるさ。
イルスはまだまだ強くなれる・・・基本を忘れず少しずつ進め」
リュウさんにそういわれ僕は大きく頷きました。
そしてもっと強くなろう・・・と心に誓いました。
でもその前にメイフィとはもっと一緒にどこかに行けたらなぁ〜って、
向こうから歩いてくるメイフィの姿を見ながら思いました。
〜FIN〜
作者:朱雀王さん
途中「ん?」と思われた方は多いと思いますが、私の考えるパーティーは全員で8人。
後にもう一人加わりますので総勢9人と大所帯パーティーです。
職業は・・・勇者=イルス・魔法使い=メイフィのほかに、
男武闘家(+戦士)=リュウ、男僧侶=サム、男戦士(+盗賊)=ルドラ、
女武闘家=リュア、女僧侶=セシア、女賢者=ジュエ・・・最後の一人は、女賢者=エリスと言う感じです。
人物設定も私なりに深く作り込んでいるつもりですが、陽の目を見る可能性は激低です(苦笑)
少しだけ追記をするならばリュウとルドラはイルスの剣のお師匠さんです。
Written By:朱雀王